タイトル:赤電の記録

赤電について

 京成の赤電とは、昭和33年から47年にかけて計258両製造された、3000形・3050形・3100形・3150形・3200形・3300形の愛称です。3050形が登場した際、車体の上半分が肌色、下半分が朱色という当時としてはとても明るい塗色で登場し、このときの下半分の色がそのまま愛称になったものと思われます。現在では2度目の塗色替えにより、赤電と呼ぶにはふさわしくない外観となっていますが、それでも京成ファンの間では、やはり赤電ということで通っているようです。
 赤電は全車が都営地下鉄浅草線に乗り入れることができ、地下鉄線内での高加減速性能と、地上線での高速性能を兼ね備えた高性能車両です。そのため、それぞれの時代によって限定運用されている場合もありますが、ほとんどの車両が普通・急行・特急の各種別で使用され、組み替えによって4・6・8両いずれの編成でも運転できるという、運用上の効率の良さが大きな特徴となっています。
 しかし、初めての製造から40年以上が経過し、3700形などのより高性能かつ省エネの車両が新造されるにつれて初期車両より廃車が進み、京成車としてはすでに100両以上の車両たちが除籍され、現在は2形式が残るのみとなってしまいました。21世紀という新しい時代を迎え、これからも京成から赤電が消えゆくことは明らかですが、そんな状況だからこそ赤電についての詳細や想い出を記憶にとどめておくことは大切なことであると考え、このようなページを作成した次第です。せめてこのホームページの中では、赤電を末長く(管理人が元気な限り)在籍させておきたいと思っています。

各形式毎車両史
リンク:3000:3000形 リンク:3050:3050形 リンク:3100:3100形 リンク:3150:3150形
リンク:3200:3200形 リンク:3300−1次車:3300形1次車 リンク:3300−2次車:3300形2次車

※各形式毎車両史では、改造や更新などによる変化がわかりやすいように自作イラストで解説しています。このイラストは、できるだけ実車に忠実に再現していますが、細かい部分など再現しきれていない場合もありますのでご了承ください。


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